「山の上は切ったらあかん」白馬山脈の風力発電計画、地元有志が県に要望書[3]JR東日本が撤退またこの日の参加者の話により、広川町・日高川町・日高町・御坊市にまたがる広い範囲で計画されていた「(仮称)新白馬風力発電事業」から、事業者であるJR東日本が撤退していたことが分かりました。県環境管理課によると、同社から辞退するとの連絡があったとのことです。 JR東日本が昨年発表していた資料によると、この事業は現在稼動している「白馬ウインドファーム」を建て替えるもので、3000〜4300キロワットの風車を14〜17基設置するとしていました。 関係者の話によると、「白馬ウインドファーム」を運営する会社の親会社である「(株)きんでん」が事業を引き継ぐ見込みとのこと。同社はもともと、この「白馬ウインドファーム」を建て替える計画を進めていましたが、その後、JR東日本が代わって事業を行うことに。しかし今回の撤退により、ふたたび(株)きんでんが事業を行うことになります。 (株)きんでんは10月28日付けで、ホームページで新たな子会社「しらまグリーンエナジー(株)」を設立したと発表。「白馬ウインドファーム」について、「既設の風力発電設備を撤去し新たな建設を計画しており、同計画を円滑に推進すべく、新会社を設立しました」としており、今後はこの新会社が事業を進めていくことになりそうです。 「地元住民への支援活動(寄付)」を検討「白馬ウインドファーム」の運営会社は、9月11日付でホームページを公開。その中で「地域のみなさまと共に」という項目をもうけ、「今後の取り組み」として「地元住民への支援活動(寄付) 地元住民のための支援事業の展開を検討しています」と記載しています。 JR東日本が昨年3月に発表した文書によると、計画に対する意見として、日高町のとある地区に同社が「協力金を行うという話を聞く」というものがあったと記載されています。因果関係は定かではありませんが、同じ図書によると「白馬ウインドファーム」には周辺の住民から「音がうるさい」「夜寝られない」といった苦情が寄せられていたとのことです。 地元から懸念の声があがる中、いくつもの大型計画が進行している白馬山脈。事業者と周辺住民の関係はもちろんのこと、開発について行政がどう対応するのかも、問われることになりそうです。 参考=Arikaina 2024/4「有田川町長に署名を提出、一部の地主も反対か どうなる?白馬山脈の巨大風力発電所[1]」(https://arikaina.com/_article/202404/dreamwind-1.html)/和歌山県「(仮称)新白馬風力発電事業」(https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/032100/assess/d00213347.html)/JR東日本「(仮称)新白馬風力発電事業 環境影響評価方法書」/きんでん - 総合設備エンジニアリング「子会社の設立について」(https://www.kinden.co.jp/topics/detail/2025/1028/)/しらまグリーンエナジー株式会社「会社概要」(https://shirama-ge.co.jp/company/)/白馬ウインドファーム株式会(https://shirama-wf.co.jp/)/白馬ウインドファーム株式会社「地域のみなさまと共に」(https://shirama-wf.co.jp/csr/)/Arikaina 2024/5「広川町〜日高川町の風車を大拡張 JR東日本が計画、地元から不安の声[1]」(https://arikaina.com/_article/202405/shin-shirama-windmill-1.html) (1) (2) (3)
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