Arikaina 2025/5 ノビノスに「TOSHOP」
図書館で本を販売?海南ノビノスに「TOSHOP」オープン

海南ノビノス(5月4日撮影)

 図書館や託児室などが設置されている海南市の施設「海南ノビノス(以下ノビノス)」に、5月、本や雑貨を販売するお店がオープンすることが分かりました。ノビノスは'22年に年間の来館者数を約62万人と発表。来館者数が多いことから、お店ができれば周辺の書店や雑貨をあつかうお店に影響を与えることも考えられそうです。

本や雑貨を販売
周辺のお店と競合か

 ノビノスにオープンするのは「TOSHOP(トショップ)」というお店。東京に本社を置く「日本出版販売(株)」が4月にプレスリリースを出し、ノビノスの指定管理者の一員である「(株)図書館流通センター」とともに運営するとしています。

 日本出版販売(株)によると本や雑貨のほか、地域商材などを販売する予定とのこと。オープンは5月31日(土)で、今回は実証実験として半年ほどの運営を予定しているとのことです。ただその後、本格稼動として「TOSHOP」を続けることを見越しているとしています。

 ノビノス周辺には書店や雑貨をあつかうお店も複数存在しており、「TOSHOP」は周辺のお店と競合する可能性もありそうです。この点について海南市の企画財政課では、「『TOSHOP』がノビノスのメインとなるようでは、意見することもあるかもしれませんが…」と話しています。

事業者からは使用料
売上はすべて事業者側に

 市の企画財政課によると「TOSHOP」のオープンにさいして、お店のスペースに応じた使用料をとるとのこと。ただお店の売上はすべて事業者側に入り、市には入ってこないとのことです。

 ノビノスは海南市が旧市庁舎跡に整備した施設で、市が'17年に公表した基本計画によると、事業費は概算で約28億5千万円。'20年に開館し、'22年には来館者数が100万人を突破したと市で発表しています。海南市の施設ですが、指定管理者制度(公の施設を民間事業者などが運営する)で運営されており、施設内では大手チェーン店によるカフェも営業しています。

参考=日本出版販売株式会社のプレスリリース「日販、公共図書館で本や文具雑貨、地域商材を販売する図書館内ショップ「TOSHOP」の実証実験開始」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000566.000023227.html)/海南nobinos「市外在住者の来場が 55%、海南市訪問のきっかけに 海南nobinos、開館から1年7カ月半で来館者数 100 万人を突破」(https://kainan-nobinos.jp/cms/wp-content/uploads/2022/01/%E6%B5%B7%E5%8D%97nobinos100%E4%B8%87%E4%BA%BA%E9%81%94%E6%88%90%E6%9C%80%E7%B5%82.pdf)/海南市「検索結果」(https://www.city.kainan.lg.jp/result.html?q=%E5%B8%82%E6%B0%91%E4%BA%A4%E6%B5%81%E6%96%BD%E8%A8%AD%E6%95%B4%E5%82%99%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E8%A8%88%E7%94%BB)/海南市「(仮称)市民交流施設整備基本計画(概要)」(https://www.city.kainan.lg.jp/material/files/group/5/20170403kasyousiminkouryuusisetuseibikihonkeikakugaiyou.pdf)/総務省「指定管理者制度について」(https://www.soumu.go.jp/main_content/000949342.pdf)


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