Arikaina 2025/4 自然博物館の検討委員会が終了[2]
結局、今の建物を活用か

現在の建物をリニューアル?県立自然博物館の検討委員会が終了[2]


移転でも建て替えでもなく、
現在の建物をリニューアルか

 委員会は非公開で開催されましたが、議事概要は県教育委員会のホームページで公開されています。それによると「防災のために避難タワーを兼ねた建物にリニューアルする」「近隣に空き地ができており、そちらを向いて増改築する」など、現在の建物を改修するという意見が多く出ています。最後となった3月の委員会の議事概要では「建て替えができない場合を考えると」「まずは取水管と水槽の大規模改修」など、より具体的な意見も見られました。

 また現在の自然博物館は大きな水槽の展示で知られていますが、3月の委員会では「水族館展示を閉めるとなれば、博物館は成り立たないと思う」「来館者の多くが水族館目当てで来ている」など、大水槽の展示を続けるべきという意見が多く出ていました。ただし現在の大水槽については「取水管の老朽化がかなり進んでいて、待ったなしの状態」「緊急性が高いのが水族館の改修」など、早期の改修が必要との意見が出ていました。

あとはお金の問題?

 3月の委員会では「お金をかけずに変えていくことになると」「お金がかかることは重々承知しているが」など、予算に関する発言も見られました。県は2年前に「財政危機警報」を発出しており、3月の県議会では、岸本知事は今年度の予算について「財政危機警報よりも悪化する結果が出ました」と発言しています。

 建物の老朽化が進んでもなお、年間10万人ほどが訪れている自然博物館。専門家による意見がまとめられたあとは、「お金の問題」になっていくのかもしれません。県教育委員会によると委員会の提言書は、後日教育委員会のホームページで公開される予定とのことです。

参考=和歌山県教育委員会「『第1回和歌山県立自然博物館検討委員会』議事概要」(https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/500100/d00218898_d/fil/gizigaiyou1.pdf)/和歌山県教育委員会「『第2回和歌山県立自然博物館検討委員会』議事概要」(https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/500100/d00219352_d/fil/gizigaiyou2.pdf)/和歌山県教育委員会「『第3回和歌山県立自然博物館検討委員会』議事概要」(https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/500100/d00219803_d/fil/gizigaiyou3.pdf)/Arikaina 2024/12「県が自然博物館の検討委員会を立ち上げ 年度内に3回開催、知事に意見を提出へ」(https://arikaina.com/_article/202412/nature-museum-1.html)/Arikaina 2025/1「自然博物館が避難タワーに?県が検討委員会の議事概要を公開」(https://arikaina.com/_article/202501/nature-museum-1.html)/和歌山県議会 令和7年3月4日(火) 濱口太史(自由民主党県議団)(https://kengikai-tv.pref.wakayama.lg.jp/data1SMP/20250305113022/vod.m3u8)

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