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Arikaina 2026/4 自然博物館、今年度予算で調査設計
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県立自然博物館、現在の建物をリニューアルへ 今年度予算で調査設計
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県立自然博物館('23年撮影)
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海南市船尾にある県立自然博物館について、和歌山県は今年度の当初予算に、施設の更新・改修に向けた調査設計費として3249万円を計上しました。
県教育委員会総務課によると、調査設計を行う業者の募集はできるだけ早いうちに行うとのことです。調査設計は、博物館の取水管と建物で別々に実施するとしています。
同博物館は海に面しており、水槽の海水は取水管を通じて供給されています。取水管と建物の調査設計は、並行して進めていく方針です。
建物については現在のものをとり壊して建て替えるのではなく、リニューアルする方向で進めるとしています。
決まるまで紆余曲折も…
いよいよリニューアル計画が始動
同館は1982年に開館。大水槽など水族館的な機能を備え、地域に親しまれてきました。開館から40年以上が経過し、施設の老朽化が課題となっているほか、海沿いに立地していることから災害時の浸水被害も懸念されています。それでも施設自体の人気は高く、近年もおおむね10万人を超える入館者を集めています。
かつては海南市の内陸部への移転計画もありましたが、'23年に当時の岸本知事が移転を見直す方針を示したことで計画は頓挫。同年に県が発表した博物館の整備基本計画では、仮に内陸部に移転して水族館機能を設けた場合、海水の供給にコストがかかると指摘されていました。
県は'24年に検討委員会を立ち上げ、昨年、委員会が提言を発表。高層階にすることで浸水に対応することや、避難場所としても利用できるようにするといった内容が盛り込まれていました。
宮﨑知事は昨年6月の県議会で、現地でのリニューアルを目指すと発言。紆余曲折はあったものの、リニューアルに向けた動きが開始されることになりました。なおリニューアルの完成時期については、県教委総務課では「まだ申しあげられる状況ではない」と話しています。
※内陸部への移転をめぐっては、今月号の別記事「海南ハレアメがグランドオープン」でも経緯を紹介しています。よければこちらもご参照ください。
参考=Arikaina 2023/3「県立自然博物館の移転が白紙に 海南市、約2億円がパーの危機[1]」(https://arikaina.com/_article/202303/nature-museum-1.html)/Arikaina 2025/1「自然博物館が避難タワーに?県が検討委員会の議事概要を公開」(https://arikaina.com/_article/202501/nature-museum-1.html)/Arikaina 2025/4「現在の建物をリニューアル?県立自然博物館の検討委員会が終了[1]」(https://arikaina.com/_article/202504/nature-museum-1.html)/建産新聞「和歌山県、自然博物館リニューアル 更新・改修係る調査設計を実施」(http://www.ken-san.com/homes/alert/22568)/和歌山県「令和8年度重点施策と予算編成の方針」(https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/020100/R7houshin/d00220938.html)/和歌山県令和8年度当初予算の概要(PDF形式)(https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/010400/d00221656_d/fil/gaiyou.pdf)/和歌山県立自然博物館施設整備基本計画(https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/500100/d00220373_d/fil/shizen_kihonkeikaku.pdf)/和歌山県立自然博物館の今後のあり方に関する提言(https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/500100/d00220374_d/fil/teigen.pdf)/和歌山県議会「令和7年6月 和歌山県議会定例会会議録 第6号(全文)」(https://www.pref.wakayama.lg.jp/gijiroku/d00220760.html#r07_6gikai_06gou_03)
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