Arikaina 2024/6 自殺した職員の母親、涙の訴え
市の不正を公益通報したあとに…

「息子の死を無駄にしたくない」自殺した和歌山市職員の母親が涙の訴え[5]


1000万円を不適正使用で、停職6か月
支援する会「処分が軽過ぎる」

 Aさんの公益通報により処分された、市役所の職員15名。その処分の内容は、交付金約1000万円を不適正使用した職員を停職6か月、不適正使用を知りながら支出に合意していた職員を減給10分の1(1か月)、その他13名は訓告・戒告・厳重注意というものです。

 和歌山市の人事課によると、職員の処分に関しては要綱を定めているとのこと。「支援する会」からは「処分が軽過ぎる」という声が上がっているほか、処分や交付金の背景に、いわゆる同和利権が絡んでいると指摘する声も上がっています。

公務災害認定を求め活動
行政訴訟も視野に

 Aさんの死後、Aさんの母親は公務災害(公務上の災害への保障)の認定を求めて、県庁にある基金の県支部に申請しました。しかし公務災害とは認められず、現在、再審査を請求しています。

 「支援する会」によると再審査請求が認められなかった場合は、基金の県支部に対する行政訴訟を起こす可能性もあるとのこと。同会では、署名などの活動も行っていくとしています。

▽Aさんの公務災害認定を支援する会
問い合わせ=
TEL.090・9612・0911(雑賀)
ホームページ=
https://akunwosien.jimdofree.com

参考=自死された 市役所職員 公益通報者 職員Aさん(「支援する会」のホームページ)(https://akunwosien.jimdofree.com/)/和歌山市「令和2年2月18日 公金の不適正な支出について」(https://www.city.wakayama.wakayama.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/057/705/H30tsuho.pdf)/和歌山市「令和2年2月18日 職員の処分について」(https://www.city.wakayama.wakayama.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/027/150/20200218-5.pdf)/e-Gov法令検索「刑法」(https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=140AC0000000045)/e-Gov法令検索「補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律」(https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=330AC0000000179)/e-Gov法令検索「刑事訴訟法」(https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=323AC0000000131)/地方公務員災害補償基金(https://www.chikousai.go.jp/)

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