Arikaina 2024/6 自殺した職員の母親、涙の訴え
市の不正を公益通報したあとに…

「息子の死を無駄にしたくない」自殺した和歌山市職員の母親が涙の訴え[3]


Aさんのお母さんのお話

6月1日の結成総会・記者会見での
発言より本紙構成

息子は'20年6月に自死しました。今でも会いたいです。
公務員試験に合格した時は がんばるといっていたことを思い出します。

市長からは、調査して、後で報告すると皆の前で言われました。しかしその後、市長から一度も報告はありません。秘書課にも何度も行きました。
息子の死後、市役所に荷物を取りに行きますと、手帳とボイスレコーダーがありませんでした。手帳は後で返ってきましたが、守秘義務があるからと言って、名前が塗り潰されていました。
遺品には、各新聞社の名刺がありました。電話してたんだろうなと。もっと大きく取り上げてくれてたら、また変わったのかなと。

息子は眠れない日が続き、夕食の時、「僕の人生は今日で終わった」と言っていたこともありました。「僕は犯罪者になりたくない」と、頭を抱えていたこともありました。
転職も考えていたようですが、息子は「父さん母さんは僕が面倒みやなあかんから、僕ががんばらなあかんのや」と話していたそうです。
今も不正をやらされている職員はいないのか、やむを得ず退職した方はいないのか。今も、自分の心を震わせています。

息子の死から3年半、1人で戦ってきました。
「さっさと転職したらよかったんや」とか、心ない言葉もかけられました。
自死したことはすごく悲しいですが、戦った息子を誇りに思います。だから記者会見にも応じています。
今はたくさんの仲間が共に活動してくださっています。自分の人生をかけて戦っていきたい。ご協力ご支援をお願い申し上げます。


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