Arikaina 2024/3 耐久高・センバツ出場で大フィーバー[2]

近畿大会ベンチ入りメンバー

冷水孝輔
2年/下津第二中(海南市)
川合昌翔
2年/耐久中(広川町)
白井颯悟
1年/湯浅中(湯浅町)
赤山侑斗
2年/吉備中(有田川町)
岩﨑悠太
2年/耐久中(広川町)
澤剣太郎
2年/亀川中(海南市)
中 啓隆
2年/吉備中(有田川町)
岡川翔建
2年/初島中(有田市)
堀端 朔
2年/日高中(日高町)
上野山海人
2年/保田中(有田市)
原野耕守
2年/湯浅中(湯浅町)
江川大智
1年/保田中(有田市)
桑山徹平
1年/文成中(有田市)
栗山慎之介
1年/耐久中(広川町)
中田浩貴
1年/早蘇中(日高川町)
竹中 陸
1年/吉備中(有田川町)
則岡海凪
1年/文成中(有田市)
坂田大和
1年/大成中(日高川町)
川嶋 昊
1年/文成中(有田市)

少ない3年生、ピンチをチャンスに
「一発勝負の怖さをモノにできた」

 硬式野球部の部員は、現在19名。紅白戦をするにもぎりぎりの人数です。紅白戦になると不慣れなポジションを守ることも多く、監督いわく「グダグダ」になることも。部員が少なくなると部費も少なくなり、キャッチャーの防具は2セットしかないそうです。

 しかし井原監督は、甲子園をあきらめていたわけでは「もちろん」ありませんでした。おととしには、現在エースとして活躍する冷水孝輔選手が入部。さらに去年引退した3年生が6人のみで、今のメンバーは、2年生からレギュラーで出ていた選手が多かったそうです。「ピッチャーをふくめて、中心的なポジションがそのまま残っていた。その意味では『上目指してやるんだよ』という話はしていました(井原監督)」

 迎えた昨年秋の大会。エースの冷水選手を中心に県予選で優勝すると、近畿大会でも、3大会連続で甲子園に出場している兵庫県の社(やしろ)高校などの強豪を破ってベスト4に進出する快挙。見事、センバツ出場をつかみとりました。「(強豪校と)差が詰まっているとは思いませんが、一発勝負ですので。一発勝負の怖さをモノにできたのかな、と思っています(同)」

冷水選手

「強いとこ倒して上に出るのは快感」
エースの冷水選手

 この快進撃を支えたのが、エースの冷水選手です。冷水さんは、中学時代には私学からも声がかかっていたという逸材。ただ冷水さんの兄も耐久高校でピッチャーとして活躍しており、「兄もここでいい結果を出していたので」と、耐久に進学しました。

 ただ耐久に進学したのには、中学時代の野球での、ある経験も大きかったそうです。「大会で和歌山と奈良の強いチームを倒して、西日本大会に出場したんです。『強いとこを倒して上に出る』と言うのが、今までにない快感でした(冷水選手)」

 昨年秋、まさにその『快感』を感じるような活躍で、甲子園出場を果たした冷水選手。今のところ、高校卒業後は大学で野球を続けたいと考えているそうですが、大学を決めるさいにも「自分が野球をやってて楽しいと思えるところ」を一番の条件にしたい、と話しています。

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