Arikaina 2023/10 「サクアス」オープンで大渋滞
少なくとも数年は、渋滞心配せなあかん?

 ただ有田海南道路は下津町の鰈川と長保寺入口交差点で42号線と連結する計画になっており、連結地点まで工事が進めば「効果がはっきり見込めれば(同事務所)」連結地点まで部分的に開通する可能性もある、とのことです。

 全線開通までは、まだかなり時間がかかることが確実な有田海南道路。さ来年にサクアスから北側が開通すれば渋滞緩和への大きな効果が期待できそうですが、南側はサクアスの人気が続けば、週末や連休などの度に、渋滞が慢性的に続く可能性もありそうです。

商業施設による渋滞、全国的に問題に
渋滞解消に「交通量の発生源」に負担を求める声も

 こうした商業施設による渋滞は全国的に問題となっており、国交省が'16年〜'19年にわたって開催した「道路交通アセスメント検討会」では、「大規模小売店舗等の商業施設の沿道立地による渋滞は、全国の主要渋滞ポイントの1割以上を占めているなど、渋滞の大きな要因」としており、そうした地域では事故が増加したり、急ブレーキの発生が増加したりしているとしています。

 同委員会ではとりまとめの中で、「外部不経済を生じさせる立地者に対して、施設敷地外の道路への対策を含め、必要なコストを適切に負担させていく必要がある」と記しています。

 議事録によると同委員会の中では、アメリカや韓国で導入されている「交通量の発生源に渋滞対策の費用を負担してもらい、その費用を道路の拡幅やレーンの整備にあてる」といった制度の導入を推す声が上がっていました。

当面、渋滞対策は臨時駐車場のみ
車の流れをせき止めた「道の駅」

 海南市のまちづくり課によるとサクアス付近の渋滞には、当面、週末ごとに用意される臨時駐車場や誘導員の増加などで対処する予定とのこと。今のところこうした交通整理は市が担当しているものの、「落ち着いてくれば、指定管理者(運営会社)に対応のこともお話することになると思います(同課)」としています。

 バイパスの有田海南道路が開通しないまま、もともと渋滞する地域にオープンし、大渋滞を引き起こした「道の駅」。周辺住民は有田海南道路が全線開通するまでの間(数年間?)、たびたび渋滞に悩まされることになるのでしょうか。

参考=道の駅 海南サクアス(https://sakuas.com/)/【プレスリリース】ダイナックが運営する「道の駅-海南サクアス」が9月2日和歌山県海南市にオープン(https://www.dynac.co.jp/cms/wp-content/uploads/2023/09/%E3%80%90%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%80%91%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%8C%E9%81%8B%E5%96%B6%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E9%81%93%E3%81%AE%E9%A7%85-%E6%B5%B7%E5%8D%97%E3%82%B5%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%80%8D%E3%81%8C9%E6%9C%882%E6%97%A5%E5%92%8C%E6%AD%8C%E5%B1%B1%E7%9C%8C%E6%B5%B7%E5%8D%97%E5%B8%82%E3%81%AB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3-1.pdf)/和歌山河川国道事務所「令和5年度 第1回和歌山県道路交通渋滞対策協議会」(https://www.kkr.mlit.go.jp/wakayama/jyutai/pdf/r0501_2.pdf)/Arikaina 2015/8「一体いつできる?有田海南道路」(https://arikaina.com/_article/201508/douro-1.html)/和歌山河川国道事務所「冷水拡幅・有田海南道路」(https://www.kkr.mlit.go.jp/wakayama/jigyo_road/road_42_shimizu_arida/index.html)/国土交通省「道路交通アセスメント検討会」(https://www.mlit.go.jp/road/ir/ircouncil/traffic/index.html)

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