箕島高校センバツ出場記念

もう一人の大エース

〜春夏連覇時の名投手・江川博〜[3]

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ちょうど江川さんが亡くなった頃から、甲子園が遠のいていた箕島高校野球部。今回のセンバツ出場を聞いたら、江川さん、どんな風に言わはったやろ?

「喜んだやろなあ…うん…いろいろ思い出すね(木村さん)」

「そら喜んだやろなあ。元々、社会人野球引退したらこっち帰るつもりやったと思うし。学校の先生なる仰ってたから、こっちで先生して、野球も教えてたんちゃうかな(中西さん)」

今も高校野球を見ると、博さんのことを思い出すという姉の貞女さん。今年は博さんと同じユニフォームの後輩たちが、憧れの地を踏みます。「喜んでた思います。野球やって甲子園出て…あの子にとっては短い人生でしたけど、悔いのない人生だったと思います。後輩の人たちも悔いのない試合をして、いい思い出を作ってほしいです(貞女さん)」

「野球には、神様がおるんや」箕島高校野球部に、語り伝えられてきた言葉です。「絶対どっかで見られとんやから、神様に恥ずかしない練習、恥ずかしないプレーをせえ。そしたら、神様は応えてくれるんや」自らの障害を完封した大エースも、きっと後輩たちの活躍を見守っているはずです。

3月21日、球春開幕。

参考文献
「神様が創った試合」
(松下茂典著、ベースボール・マガジン社)


有田・海南のフリーペーパー
Arikaina
2009/3-4号


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